「祝福王」全F 講談社 | |
密教系の救済神話を現代に出現させた物語になるんですかねぇ。普通の青年が自分を神と自覚するまでの葛藤が世俗的でいいっす。神の奇跡も、なんか現実的なレベルで押さえてあって精神的な救済に主眼を置いてます。 |
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「約束の人」全@ 講談社 | |
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海外進出に伴う支店開設業務の物語。珍しいのはヤクザの支店ということ。日本的な義理とか意地を「約束」という言葉で実行し現地での信頼を勝ち取って行くんですが約束が命よりも優先する主人公はヤクザというよりサムライのイメージのほうが強いですな。 |
「百年の祭り」全L 双葉社 | |
政治家が死んでその秘書が立候補し国会を牛耳るまでの物語です。やたらと頭がよくて、すけべえな主人公が手段を選ばず行動するところが楽しいです。連載当時ちょうど自民党が分裂したんで状況に合わせてストーリーが変化したような印象を受けます。元々日本を変えるっていう話だったのが何処か行っちゃいましたから。 | |
「リストラマン太郎」全C 双葉社 | |
文字どおり傾きかけた事業を再構築していくマンガですけど、途中でネタが尽きたらしくて、よろず請負の探偵物語みたいになってしまいます。 | |
「聖なる者へ」全B 双葉社 | |
宣伝に現代版「罪と罰」とあります。まぁそこまではいきませんが、道徳心の強いものが極端な非道徳的行為をした場合に精神面でこんな弊害があるんだよ。ってなことを実にリアルに書いてます。その行為が通念道徳を超えたところで、どのように正しいのかが問題なんですがサラリーマンの究極の倫理つうとこすかねえ。 | |
「決断」全@ 竹書房 | |
倒産寸前の自動車会社の息子が見事に会社を立て直していく物語。息子が怠け者のふりをしていたつーのがみそですな。昔話にありそうな設定ですが、私はこおゆーのに弱いのよん。 | |
「チャイニーズ・エンジェル・カンパニー」全@ 講談社 | |
これ古いんですかねえ。もともとはこーゆーの書いてた人です。美人の中国人姉妹が事件を解決していくという変形探偵物。 | |
「BE FREE」全K 講談社 | |
将来文部大臣になることを確信する、すけべえな新任高校教師がやっぱりすけべえな事をしつつ着実に文部大臣への道程を歩んで行くという物語。この高校教師は30年後文部大臣になるんすけど歳をとってません。ラストの意味深な仏像や言葉からすると救済神話と絡ませたかったのでしょうか、まぁ色々意味があるので考えて下さいつうとこかしら。いずれにしてもこれ以上盛り上がるラストシーンはないでしょうし、ラストがなくてもえらく面白い作品です。 | |
「ゴールデンボーイ」全I 集英社 | |
東大を中退したフリーターが全国を旅しながら社会勉強する物語。単純に流行を取り入れたのか、作者がフロイトかユングに傾倒するものなのか分かりませんが、途中から精神分析がらみの話が多くなってやや鼻につきました。好みの問題ですけど絵が下手になったような気がします。 | |
「東京大学物語」 小学館 | |
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早稲田だか慶応に受かっておきながら浪人して東大に入り直し楽しいキャンパスライフを送るという物語・・・・・でもないか。いや、全部見てないんでよう分からんのです。なんか、学歴社会を明確に認識し目標に向かって生きる彼には現役合格した彼女がいて、彼女と行為を共にして行くうちに徐々に価値観が崩壊して行く物語じゃあないんすかねえ。タブン |