ストーリー/他  
私の頭の中ではもうジャンル分けは不可能です。ていうのも色々なジャンルの作品を書く作家がいるのにも関わらず、作家別にして少な目にまとめようとしたのが失敗です。いつの日か、やり直すことにしてここにまとめちゃいます。

大体ギャグなのかSFなのかラブコメなのか分からない作品は多いっす。

    
 
『かわぐちかいじ』

「沈黙の艦隊」

講談社

漫研出身の最初の人じゃなかったかなぁ。シリアスなもの書かせるとうまいですね。彼の作品は大体読みましたが、まったく手抜きをしないすべて習作というすごい人。この「沈黙の艦隊」は国会議員の間で読まれてて話題になりました。この作品以降のモーニングの連載は今のところ全部途中打ち切りという感じで終わってるのがとっても悲しいです。
ちなみに肩の凝る作品が多い人です。
『池上遼一+小池一夫』


「傷追い人」

小学館

裏街道に生きるヒーローてな感じの作品が多い人達ですね。基本的にあまり好きじゃあないですが、この「傷追い人」はなんか好きっすね。全般的にいえるのですが人をころし過ぎですね。ハードボイルドタッチの作品なんでしょうがないか。
『浦沢直樹+勝鹿北星』


「MASTER キートン」

小学館

浦沢って人は原作者付ける必要があるんですかねえ。自分で書いた作品と作風が変わらないと思うんですが。まぁそお言いながら私はこの「MASTER キートン」や「パイナップル・アーミー」みたいな原作者付きのほうが好きです。やっぱ違うんでしょうね。

そいえば一話完結で連載していくスタイルが自分の作品にはないですな。
『たなか亜希夫+狩撫麻礼』


「ボーダー」

双葉社

このコンビは有名ですね。結構いろいろ出してますが、一つ読んで気に入れば全作買っても問題ありません。ストーリーにあくが強いので嫌な人は全部駄目でしょうね。ていうくらい同じ傾向で設定違いの作品が多い人達。
『GONTA』


「地獄の家」

講談社

「地獄の家」は勝新を更に強烈にしたような俳優マンガなんすけど、いやまさに地獄の家ですわ。マンガだからいいんでしょうけど、こんなひどいことをしたらこうなるってことがよく分かりました。とても想像できないようなレベルで人間の行為や思考を展開していくんで先が読めなくて楽しいです。

    
『六田登』


「ICHIGO」

小学館

妙にドロドロしたマンガを書く人です。「死」をテーマにしてるんすかねえ。ほのぼのしたものを書いてた人だと思うんだけど最近ですかねえ、この手のものが多くなったのは、でもこっちの方が絵がいきいきしてるような気がするのでマル。
『内田春菊』


「幻想の普通少女」

双葉社

連載しているのはあまり見たことがありません単行本発行が多いんじゃないんすかねえ。最近コンビニでよく見かけますんでなんか買っちゃいますね。作品は必ず女性の視点から描かれてます。主人公は大抵の場合、無口だけどよく考える人で行為とは無関係に冷めた視点で「オトコ」を観察します。恐ろしいくらい冷静で緻密な論理構造を持った女性がオトコの本能や習慣に寄りかかった行為を滅多切りにして行きます。表面的には普通の男女関係が保たれている描写の中で女の考えとしてでてくるので男性が読むと不快になるかもしれません。
私小説みたいなものも書いてまして、その生い立ちからすると作品群から読み取れるリアリティーが増しますので読んだほうがいいかも。