塀内夏子

「オフサイド」 講談社

高校サッカーの物語なんですけど、このシチュエーションなんか身近の出来事でありました。連載中あれれ?なあんて思ってたら、作者はご近所さんでしたので納得っす。まぁこのマンガだと国体や選手権に優勝しちゃうんであんまり関係ないです。サッカーマンガはメキシコオリンピック以降下火でJリーグ以降色々出始めますが、これは下火のときに人気を集めた秀作。このマンガ主人公がMFっつうのが玄人好みですね。まぁ最初はキーパーの指が裂けるシュートとか、目をつぶって玉をとるキーパーとか、ぶっ飛んでましたけど最後のほうは結構まともっす。
   
「Jドリーム」 講談社
高校にいかないで働く少年がJリーグに入って代表選手にまでなってしまうストーリー。こんな人間がいたらこんな性格なんだろうなぁと妙に納得してしまう説得力あるキャラクター設定がいいすね。’94年ワールドカップ予選と同じ展開で負けるまでのお話。私はこれでサッカーファンになりましたです。
  
「Jドリーム 飛翔編」 講談社
ここからはワールドユースで優勝してしまうところから、’98ワールドカップ予選までですかね。今連載中なんでわからんですが、もしかしたらワールドカップまでやるかもしれないです。後はSFじみたスポーツマンガにならないことを祈るのみです。
「ミス・バレーボール」 講談社
高校男子バレーで賭け事をしている女の子が全日本代表に選出され活躍するという普通じゃあとてもあり得ないストーリー。マンガだから何でもありという問題ではありませんね。この人状況設定がリアルなのが特徴ですから。なんかしらけた。私は普通の人がどうでもいいようなところが厳しいのよん。
「勝利の朝」 小学館
弁護士さんが刑事のせいで有罪にさせられそうな子供を助けるというドキュメンタリータッチなマンガ。最後のほうに少年用の法律相談窓口連絡先なんかがついてますから実話なんでしょうね。でも登場人物がモロにJドリームの登場人物の顔だったりしますから弁護士というより体育会のイメージが払拭できなくて困りました。