「沈黙の艦隊」全32 講談社 | |
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日本政府が内緒で原子力潜水艦を作って自衛隊員を死んだことにして演習させようとしてたら、いきなり自衛隊員が反乱、我々は潜水艦しかないけど独立国家だなんて宣言して世界を相手に独立戦争を仕掛ける物語。連載中にソビエト連邦が崩壊しまったのに核のバランスのせいで攻撃できない云々のところがなんかひっかかりました。 |
「ハード&ルーズ」全E 双葉社 | |
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原作に狩撫麻礼がついてます。性格がハードだけどルーズな探偵の物語。作中に探偵ドラマみたいにかっこいい事件や依頼がある訳じゃなくて浮気調査みたいな仕事で飯を食ってる、なあんてセリフがありますが結構かっこいい仕事が多い。欲求に素直に反応するような少年の心を持った落ちこぼれの中年が、これまた中年しか持ちあわせていないような美学を貫き通す結構ドロドロしたストーリーですな。かわぐち作品だと私は、これと「プロ」が大好きです。 |
「カブ」全A ワニブックス | |
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原作は林律雄です。「ハード&ルーズ」同様探偵物ですけど今度は主人公がホンダのスーパーカブに乗ってます。なんかかっこ悪そうなんで同じようなマンガかと思ったら、これはコテコテの探偵物。かっこいいし、もてまくるし。おんなじ絵で作家が違うとこうも違うのかって思いますねえ。 |
「ザ・ガマ」全A 小学館 | |
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TVの演出ディレクターがTV的ないい加減な作品ではなく本格的な演出を俳優に求め成功を収めて行く物語。かわぐちは「アクター」っていう俳優マンガを書いてますから、今度は制作サイドで作品を書きたかったんですかねえ。アクター同様よくで来たマンガです。 |
「雀鬼伝説」「蒼き狼たち」 双葉社 | |
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阿佐田哲也の「Aクラス麻雀」を吉田幸彦が原作にしたもの。この二つ内容は同じなんで再編ですね。マージャンマンガっていくつかの雑誌が発行されてますが、大部分阿佐田の小説を繰り返し繰り返し使ってます。こんな風にちゃんと名前がでてるのはいいほうで大抵は盗作じみたものが多いという印象がありますね。まぁ最近は全然違う作風の人が出てきたとか聞きますけど私はほとんど阿佐田がやり尽くしたみたいな気がするんで読んであげません。このマンガはベースこそ阿佐田ですがマンガ的に思いっきり作り替えたような感じがありますから好きですよん。 |
「MEDUSA」全K 小学館 | |
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60〜70年代くらいなんでしょうか、学生運動に敗れたすえ中東に逃げ立派なソルジャーとして帰国、再度テロを行うという、なんかノスタルジックな物語。 |
「YELLOW」 小学館 | |
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旧日本軍の中国侵略に関する事件をマンガ的にアレンジして現代につなげ、ドラマに仕立てた作品。この辺の歴史が好きな40代くらいの人は好きそうですね。私はだめでした。 |
「獣のように」 双葉社 | |
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これ映画かなにかになったんじゃあないかしら。簡単に言えばヤクザの立身出世物語。義理人情の世界もうまいっすよ。 |